新型インフルエンザの何が怖いのか?
新型インフルエンザの何が怖いのかというと史上最高の強毒型のウイルスであることです。これをしっかり認識しておくことが重要です。
■強毒型ということは感染した場合の死亡率が高い
新型インフルエンザが流行した場合、日本人の3200万人が感染し、
そのうちの64万人で死亡すると試算されています。
今から90年前に当時の新型インフルエンザとしてスペイン風邪が流行しました。その時は世界中で4000万人〜8000万人が死亡しました。
上記の犠牲者64万人という数字は、スペイン風邪と同程度の新型
ウイルスが流行した場合と仮定された場合の数字です。
スペイン風邪のウイルスは弱毒型のウイルスでした。
しかし今回の新型ウイルスは強毒型です。
ですから厚生労働省が試算した64万人の3倍以上となる210万人が
死亡すると推定されています。
新型インフルエンザが世界的大流行になった場合、最悪、死者数は
全世界で1億4200万人という数字が出でいます。
膨大な数の犠牲者が出るとなるとその状況は、想像できにくいですが、新型インフルエンザは、今まででできたことのない強毒型ウイルスであることをしっかり頭に入れておきましょう。
そこが怖いということです。
今までのインフルエンザと違う所は
免疫力の強い若い人(10才代〜20才代)
ほど死亡率が高い ことです。
若くて丈夫だからと言って 油断は禁物です。
■誰も免疫を持っていない
新型インフルエンザは人類が初めて遭遇するウイルスであるので、誰も
免疫を持っていないということです。
ですから人口密度の高い、大都市などでいったん発生すると感染が速い
ということです。
たった一週間弱で世界中にウイルスが広がってしまうだろうと専門家は
見ています。
■新型インフルエンザ出現は秒読み段階
新型インフルエンザ出現はもうすぐそこまで来ていると言われています。
新型インフルエンザは鳥インフルエンザが変化してできてきます。
強毒型の鳥インフルエンザが人から人に感染するように変化したもの
が、新型インフルエンザです。
強毒型の鳥インフルエンザが鳥の間で感染したり、あるいは、死んだ鳥と濃厚接触した人などが感染して死亡するなど、感染の地域が拡大しています。
新型インフルエンザ出現の前段階の状況が世界で発生しています。