肺炎球菌ワクチンの接種を
新型インフルエンザ対策として高齢者や基礎疾患を有する人は、
肺炎球菌ワクチンの接種をすすめています。
日本感染症学会の提言でも引用していますが、過去の新型イン
フルエンザにおける死亡者の96%は、細菌性肺炎との報告があります。
今回の新型インフルエンザで被害が大きかったメキシコでの死亡者
は若い人で、ウイルス性肺炎が多いのではないかと言われています
が、これはほとんどが重症化してから病院に担ぎ込まれ、抗インフル
エンザ薬は投薬されていなかったそうです。
日本では死亡している人は高齢者や基礎疾患のある方で肺炎
から呼吸不全を起こしています。
今は若者の発症が多いですが、感染者が増えてくれば上記の方
に細菌性肺炎が多くなると学会では指摘しています。
インフルエンザによって起こる最大のものは細菌性肺炎ということ
はでき、肺炎球菌ワクチンを接種している集団としていない集団では
有意差があるという論文がいくつも出でいます。
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