H7N9ウイルスの特性
H7N9ウイルスの特性ですが、東京大学医科研究所の河岡教授
のグループが明らかにしました。
それによるとH7N9ウイルスの特性は・・・・・・
@哺乳類でも増殖する可能性をもつ
Aフェレット間で空気伝播する
BヒトはH7N9ウイルスの免疫をもたない
Cすでにある抗ウイルス剤に対する感受性が低い
7月4日現在、H7N9ウイルスの感染者は133人で内43人が死亡
しています。
現時点で感染経路は不明ですが、鳥からヒトに感染した可能性が
高いです。又、H7N9ウイルスは2009年にパンデミックをおこした
H1N1ウイルスと同程度の病原性を示すことがわかれました。
空気伝播においてH7N9ウイルスはヒト型のレセプターを強く認識
していることがわかりました。
このH7N9ウイルスがヒトからヒトへと効率よく伝播するようになると
パンデミックをおこす可能性があります。
H7N9ウイルスの抗体をもっていないので感染者が増え、大流行を
おこす可能性があります。
前述したようにH7N9ウイルスはタミフルやリレンザでは効き目が
低いので心配です。
しかし、現在臨床試験中の未承認のRNAポリメラーゼ阻害薬で
あるファビピラビルには感受性を示し、H7N9ウイルスの増殖を抑制
したとの報告があります。
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