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鳥インフル人型への変異の危険性

昨年より、北海道稚内市でカモの糞からH5N1の強毒性の高病原性の鳥インフルエンザの
感染が確認されました。
その後、他地域でも鳥インフルのニュースが散見されるようになりました。

今現在、宮崎県の養鶏農場ではH5N1が発生し、殺処分作業に追われ深刻な事態となっています。

以前、新型インフルエンザは、高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)が人型となってくるのではないかと恐れられていましたが、今、人型への変異の危険性はどのくらいあるのでしょうか?

東南アジアやエジプトではH5N1ウイルスの鳥への流行は毎年おきていて、偶発的に人に
感染しています。

2010年も50人弱の方が感染し、約半数が死亡しています。
日本では、ウイルスが鳥型から人型に変異してすぐに大流行を起こすという状況には
今のところなっていませんが次のような心配があります。

鳥ウイルスが豚に感染していて、中国とインドネシアでは少数ですが、それが豚から
豚に広がっているという報告があります。

豚はH5N1に感染しても症状が出ないので、豚の体内でウイルスが広がる可能性があります。

鳥ウイルスは人には、簡単には感染しませんが、豚に感染すると人にも感染しやすくなります。

インフルエンザウイルスを構成するアミノ酸5000個位の内、鳥型と人型では30個位のアミノ酸
に違いがあります。豚型は30個の半分が鳥型、半分が人型です。

30個のアミノ酸が全部鳥型にならないと人に流行しないとむいうわけではなく約15個が変われ
ば感染します。
現在人へ感染したウイルスの中には、30個のアミノ酸の内、いくつかが人型に変わっている
ウイルスも報告されています。

インフルエンザウイルスは変異しやすいので心配です。

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